陶芸教室の選び方ー私のおすすめ陶芸教室10選ー


 

 

皆さん陶芸教室って行かれた事はありますか?

近年様々な体験教室が開催されていますが、習い事の敷居が低くなり、気軽に通えるようになってきました。陶芸に携わる身としても、嬉しい限りです。

今回皆さんにご紹介するのは陶芸教室を選ぶ際のポイントや実際にいくつかの教室もご紹介します。ご紹介のポイントとしてなるべく長く通えるガチ系の教室がメインになっています。それでは早速いきましょう!

家ちか、駅ちかどっちを選ぶ?

 

 

ご自宅の近く、徒歩や自転車で通える距離、あるいは会社の近くだと定期券も使えて便利ですよね。

 

ある習い事の調査によると習い事の1年間の継続率は約40%。1年以上継続している人の約30%が「アクセスに優れていること」も継続している理由と答えています。

自宅から通うか、電車に乗って仕事場の近くに通うか?悩ましいところです。

私のオススメは自宅の近くです!

 

自宅近くがオススメな理由その①

 

陶芸は想像以上に汚れます!

 

ある日の光景です笑

どの教室もエプロンの貸し出しやマイエプロン持参などの対策を取られていると思いますが、「電動ろくろ」と「釉薬がけ」は足元や袖などにも容赦なくはねます。

 

(「手びねり」や「絵付け」はほとんど汚れません。スーツでもエプロンを着用していれば大丈夫です。)

 

こんな日に限って勝負服、着てきたら悲しいですよね。その後デートの約束していたら…。

という事で泥だらけでも電車に乗らずに済むご自宅近くがオススメです!

インターネット上で、まず探すという手ももちろんありますが、ウェブサイトを持ってない、Google Map に載ってないという幻の陶芸教室も数多く存在します。

東京都内であれば各駅に一つ以上は陶芸教室があります。ご近所散策がてら探してみてください。

ちなみに私の教室(港区白金5丁目)の徒歩2分のところにも陶芸教室があります。

以前は明治通り沿いにも一軒営業していて、半径300m以内に3軒も陶芸教室がある状態でした。(こちらの教室さんは2019年現在営業終了されています。)

何故こんなにも沢山陶芸教室が存在するか?

それは陶芸教室は飲食店開業時のような許可(食品衛生責任者を置くなど)も指導のライセンスも入りません。(私の場合は個人事業主の開業届けのみ提出しました。)

指導さえ出来れば特別流派などもない世界です。もし腕に自信がある方は明日からでも開校できるわけです。

全国に陶芸を学べる大学や専門学校は20ヶ所以上あります。(2018年12月現在)一つの学校の平均を10名とすると(私の学校は陶芸の専攻が6名でした。)年間で200名位、陶芸家予備軍が卒業されますからこれだけの教室の数があっても不思議じゃないですよね。

さらに学校や弟子入りなどされていなくても、沢山の陶芸教室で学ばれた方々が日本の陶芸の現在を下支えしています。

家近くがオススメな理由その②

 

2時間〜2時間半の授業は想像以上にしんどいです笑

 

 

電動ろくろを行う場合、まずは「荒練り」「菊練り」をして土の硬さを均一にしたり、空気を抜いたりしていきます。大体150回から200回位練ります。

夏場だとこの辺で汗ばんできます。

 

そのあと「中心出し」をして「成形」をしていきます。それを繰り返して、熟練の方なら数十個作っていきます。そしてあっという間に2時間経過。

皆さん制作した後に言われるのは仕事より集中した!とおっしゃっております笑

 

料金を調べる

料金体系は様々な形式があります。

一回ずつ支払いの場合、月2回分〜月4回分の料金、3ヶ月分まとめての料金形式など。

 

一回ずつ支払いシステムの場合

 

 

当然の話でもあるのですが、敷居が低いほど、その教室に通われる生徒さんの出入りか激しいです。(先生も?)。

たまたま教室で知り合った人と少し仲良くなっても、しばらくするともう来てないみたいになりがちです。仲間の作品が成長していくのをみて自分もモチベーションの向上に繋がります。

モチベーションの減衰。これが継続出来ない一番の理由というデータもあります。

 

つまり

 

1回3,000円 敷居低めタイプ→継続率低め

3ヶ月分前金 敷居高めタイプ→継続率高め

 

となります。

 

月2回-4回の場合

 

 

月2回、3回、4回などは最もオーソドックスな形だと思います。

 

ただこの月2回というのは通う分にはハードル低めですが、隔週で1回2時間で出来る事覚えられる事というのには限りがあります。

前回習った事は忘れ、毎回復習に30分〜1時間くらいかかります。

とても進捗スピードが遅いです。

 

私が陶芸を始めた頃の「電動ろくろ」のもどかしい感覚、覚えています。

大人であれば皆持っている力、握力で充分作れるのですが身体のコントロールが効かない、または「土の声」がまだ聞こえない。

 

なんか今、気持ち悪い事言ってしまいましたが、簡単に言うとこんな説明になります。

 

手を動かす意思→手の動き→土の反応→手を動かす意思…。

 

この3つの関係はわかち難く結ばれています。

 

頑固な?人ほど

手を動かす意思>土の反応

となり壊しかけても気づかないレベルの人もいます。

 

今ではYouTubeなどで沢山のテクニック動画が出ています。毎回習ったことなどを自分の言葉でメモしたり、写真で記録したり、You Tubeで復習したりしていけば確実に上達への近道になります。

 

特に始めたての頃は週に一度通うと学ぶ速度がグッと上がります。

 

そのあたりは予算とモチベーションにもよると思いますが、とにかくきちんと「上達したい!」と言う方は始め立ての半年は週に一度通うのをオススメします。

 

陶芸の中でも特に人気のある「電動ろくろ」制作の基礎となる部分、「菊練り」や「芯出し」をがっちりやっておけば、その先の「成形」はそこまで難しいものではありません。

 

3ヶ月分まとめてタイプ。

こちらはより学校に近い形式といえます。

カリキュラムをしっかり作っているところも多く、授業に近い形なのでハードルは上がりますが、周りの参加される方のモチベーションも高く互いに高め合うことが出来ます。

ー受講生は各曜日のクラスに所属していただき、3ヶ月11回の授業を受けます。
◎ 入会金(初期費用) 21,600円(消費税込)
◎ 受講料 39,960円(消費税込)3ヶ月11回分。

カリキュラム
カリキュラムは、講師と相談の上、それぞれの経験などを考慮して個人別に設定いたします。 初級・中級・上級の課題にはそれぞれ目標があり、基本から高度な技術までを順番に修得できるようになっています。 下記表の予定はあくまでも目安です。個々のペースでゆっくりと進めてください。(講師と相談しながら作りたい物を進めていくこともできます) 上級からは、電動ロクロも交えながら総合的に学習していきます。 詳しくはお問い合わせください。ー

 

上記は祖師谷陶房のHPから

さらにカリキュラムをしっかり組んで4月開校、10月開校(※つまりその時期以外は入れない。)という教室もあります。

 

開催時間、教室の空いている時間

教室の開催時間こちらもチェックしていきましょう。

 

生徒さん多めなところは毎日やっているというところもありますし、日中は少ないので午後13時頃から開けて夜22時くらいまで営業されているところもあります。

 

平日、日中の生徒さんは主婦の方が多めです。

土日祝日はお勤めの方がメインになります。

 

私の教室の場合、予約だけ入れてもらえば時間曜日問わず自由に来てもよいという形にしております。日中通われる主婦の方は、決まった曜日の決まった時間で来られる方が多く、週末来られるお勤めの方は、土日どちらかで来られる方が多いです。

平日の利点は、体験者も少なく基本的に同じメンバーが顔を合わせるので互いの進み具合も良い刺激になります。一見のお客さんもほとんどいませんので、集中してレッスンを受けられるかと思います。

週末の利点は、沢山人がいるので楽しく和気藹々とした雰囲気で陶芸をしたい方には向いているかもしれません。一人静かに打ち込みたい方は、週末もあまり人が来ない穴場的な教室を探すか、平日休みの際に行くかという選択肢があるかと思いますが、お勤めしていたらそんなに自由はきかないですよね。

 

授業の時間、これも教室により異なってきます。

短いところだと2時間、長くて3時間というところです。

かつて私は千葉県の外房で陶芸講師をしておりました。土、日開校していて会員さんは一日中いてもよい形になっていたので、10時作業スタートして昼は皆でお弁当を食べ、夕方まで制作しておりました。とても皆さんお上手でしたね。

平日の夜開催しているところもあります。飲み会や残業などで以外と時間が読めない平日夜は、あまりオススメではないですね。

確実に予定が空けられる、土日の朝一はかなり継続しやすいかと思います。

 

教室の出席、振替えシステムを調べる

 

曜日・授業時間は固定制か、それとも自由に来れるかどうかも重要なポイントです。直前のスケジュール変更などどうしてもやむを得ない変更もあると思います。

その際、授業の振替は◯月の中での振替か◯翌月〜3ヶ月以内の振替かに分かれることが多いようです。

 

先生・講師との相性

先生・講師との相性のミスマッチングを減らすために事前に出来る事は何でしょうか?

教室のHPを見る。もしくは先生の作品・プロフィールを見る。ブログを読むなどは事前にされる方が多いと思います。ですがほとんどの先生は、そこまで自己発信力に長けていないかと思います。

手っ取り早いのは、体験教室を受けてみることではないでしょうか?もちろんお目当の先生や、習いたい技法があれば、その先生に指導を仰ぎたい旨、伝えてください。

それに加えて、先生の作品を見て判断される方も多いかと思います。陶芸は、言うまでもなく幅の広い世界です。全ての技法に通じているみたいな方は、ほぼいません。

先生の作品を見て、その技法の根底にあるものと自分の感覚が共鳴するといいですよね。その作品を見るときに「伝統工芸」系か「民芸」系か「クラフト」系か「オブジェ」系かご自分の学んで行きたいところにフィットする方向性を選んでくださいね。

 

カリキュラムを調べる

カリキュラムについては賛否両論ありますが、私の実感としては基本動作を最短で覚えるためには、カリキュラムは必須かと思います。

 

かっちり決まったカリキュラムというよりも、その参加者の目標地点や技術の習得度に合わせて、可変するものがあれはいいなぁと常々思います。(というかカリキュラムとは伝えないまでも毎回一つ技術、技法を伝えることを心がけています。)

 

例えば、人によっては陶芸作家を目指す方が来る事もあります。一度だけデートで体験する方も、もちろんいらっしゃいます。

そのベクトルの開きはかなりのものなので、講師側は出来るだけその目的を読み込みつつ、最適な指導を提供することが必要となります。

 

東京近郊エリア別おすすめ陶芸教室10選

それでは私がオススメする陶芸教室です。

今回は体験はもちろん、しっかりと実力のある割とガチな教室をメインに選んでいます。世に多く存在する陶芸教室まとめをしても芸がないので、今回は私が実際に見知っている方々が主催されている陶芸教室です。実力は皆さんお墨付きです。

港区

白金陶芸教室

私、角谷とサブーリが主催する陶芸教室です。最初に入れてしまってすいません笑。今年で9年目になります。紆余曲折ありますがお客さんに恵まれて何とか続けられてます。私、角谷は毎週木曜日に来ております。サブーリ先生は毎週日曜日に来ています。

角谷はオールマイティに指導は可能ですが特にろくろの基本動作の指導に超自信があります。これから電動ろくろ上手くなりたい初心者の方に是非指導したいです。3ヶ月で基本動作終了を目標にしています。

うづまこ陶芸教室

田町駅、三田駅から5分くらい、便利な場所にあります。英語対応もしているので海外のお友達を遊びに連れて行っても喜ばれるかと思います。

世田谷区

祖師谷陶房

ガチな陶芸教室です。僕の大学の諸先輩がたが曜日ごとに指導にあたられています。ガチと言っても、ひと昔前のようなヒゲの作務衣来た怖い先生みたいな人はいません。みなさんフレンドリーです。

内容は日によって異なりますが、伝統工芸系からオブジェまで幅広くカバーされてます。ここ入ったら上達は間違いないです。

台東区エリア

東京竜泉窯陶芸教室

小山耕一先生の主催する教室。こちらもガチ系です。陶芸の技法書も数多く出版されている通り、あらゆる技法に長けた先生です。一度カラオケをご一緒した事があります。とても美声でした。

杉並区エリア

陶芸工房一閑 陶芸教室

主催の望月先生は日本工芸会の正会員でもあり素敵な作品を作られてます。他の曜日の先生も芸大出身です。

T-ROOMS 西荻陶芸教室

主催の戸沼さんははっきり言ってイケメン先生です。技術も確かです。

神奈川エリア

陶芸教室レア

場所は神奈川県相模原市。主催の佐藤典克先生は伝統工芸の世界でも大活躍されてます。もう大先生て感じです。ですがご本人は気さくこの上ない。大学の時は助手さんとして、いつも飲みに連れて言ってもらい構ってもらいました。作品もめちゃ素敵です。

千葉エリア

千葉陶芸工房

JR千葉駅から徒歩8分。主催の外山先生は大学時代の後輩にあたります。朝学校の工房を開けると地面で寝てました。(前日からよく徹夜で作業してた。)面白い人です。

紫焰窯

大学時代3年間お世話になった陶芸教室です。主催の田口佳子先生は、磁器の彫り作品を作られてます。流山おおたかの森駅(つくばエクスプレス)から徒歩6分。工房の隣にはシャレオツなカフェもあります。

陶芸工房 間

成田、佐原、八日市場などにお住いの方にオススメ。主催の小野満ご夫妻は芸大の大先輩にあたります。会員さんの作品展を拝見したことがあるのですが、とにかく「玄人はだし」の作品がかなり見受けられました。陶歴20年〜30年選手もザラなので陶芸世界は広くて深いなと感じるこの頃です。

まとめ

さあ、どの陶芸教室へ行くか決まりましたか?

教室は決まったけど「どんなものを作ろう?」なかなか決まらないですよね?色々と器検索しても良いですが、イメージをより深めるためにギャラリー散策をしてみるのもいいかもしれません。

私のおすすめのギャラリーはこちら!

陶芸の技法書も共著で出させていただいております。

ご興味のある方はこちらからどうぞ。

 

 


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