穴窯体験☆2016in益子
こんにちは、白金陶芸教室の飯田です。
本日11月24日から当教室では穴窯での体験イベントがあります。
穴窯は、通常教室で使用している電気窯と違い、
火をおこし、人の力で薪を投げ入れ焚き続け、
熱が自然と冷めるまで待ち、ようやく作品が完成します。
なにより一番の魅力はその窯にしかない自然釉の表情。
穴窯で今まで先人たちが焚いてきた薪が生む灰が作品に降りかかり、それが溶けることによって釉となり作品の表情が作られてゆきます。
言葉で言うとあっけないですが、今までそこに関わってきたすべての人達の力と大きな自然の力を借り、焼きものを作り上げる一大イベントです。
その時の窯の火の状態を含む温度湿度、窯内の作品による火や風の流れ方にもよって作品の表情が異なります。
その為、同じ窯でも作品の置き場所によってそれぞれ焼き具合や釉の表情も異なるのです。決して全く同じものは出来ないというのが穴窯の大きな魅力・・・。
そんな魅力たっぷりの穴窯。今年はいったいどのような作品を生み出してくれるのでしょうか。
生徒さんの今年の穴窯作品を少しご紹介させて頂きます~。
☆白金陶芸教室2016穴窯参加作品をちょっぴりご紹介☆
ロクロで作られたどんぶり。
窯から焼きあがった器で食べるご飯は格別でしょうね~!
食べ進めるごとに釉の表情も見え隠れ・・・
きっと素敵な器になりますね。
デザイン的な高台が魅力的・・・。
おしゃれな器ですね~。
釉の色が大人っぽく演出してくれそう。
とっても繊細な模様付け!凹凸がとても綺麗です。
内側と外側で印象が異なりそうですね!楽しみ!
大皿の力作!
果たして器の中の凹凸の模様は穴窯では
どういう表情を作ってくれるのでしょうか。
とても面白そう・・・!
こちらも大作の壺!
大胆な化粧掛けがとってもイイ感じですね!
フォルムもぽってりしていて素敵です~。
シンプルにカットされたような花器。
細い形は釉が流れたりすることがあるので、
味わい深い表情になりそう。
お花を活けるのが楽しみになりますね♪
大きな角皿!
お正月などこれからの時期にもってこいの器ではないでしょうか。
家族の団らんのひと時に手作りの器。素敵ですね!
こちらは一度釉掛けをしてから窯に入れる作品。
焼き上がりは一体どうなるんでしょう・・・?
作品から制作に対する探求心を感じます・・・!
最後はこちら。
男の子が作ってくれたお手製のクリスマスツリー!
そう、焼きあがる頃はクリスマスシーズン真っ盛りなのです!
頑張って作ったお星さまも大きくてとても可愛らしい~。
こういうのって大きくなっても思い入れが強く季節関係なしに
そのままずっと飾ってあったりしますよね。
その時の自分にしか作れないもの、まさにこういうことだなぁと思いました。私もがんばろう。
他にもご紹介しきれてない作品がたくさんありますが、
それはまた焼き上がりの時のお楽しみにとっておきましょう!
(ご紹介しきれなかった皆さま申し訳ありません・・・)
今頃作品達はきっと穴窯の真っ赤に燃える火の中。
焼き物は土から生まれ、薪を燃やし火と風の力で形が作られる。普段n何気なく使っている器もそんな自然のドラマチックな体験をしてきたのかと思うと改めて自然の力と人の知恵はすごいな~と思う飯田なのでした。
穴窯作品、今から出来上がりが楽しみですね♪