皆様こんにちわ。
かどやです。
今日は11月12日~16日埼玉県朝霞市にある
丸沼陶芸倶楽部での穴窯の窯出しにやってまいりました。
(上写真は棚についた作品や灰を削っております。)
窯の中では吉河先生とアシスタントの松本さんが作品や棚を出す作業をしております。
中腰での作業が結構腰にくるんです。泣
お疲れ様です!
窯出しを終えたところ。前から順番に出すので作品の焼け具合を見ながら
検証していきます。穴窯も計画(こんなふうに焼きたいというの)と実践、結果検証と
一連のPDCAサイクルを持って行うことが大事。(だと思う。)
土によって、置いた場所、火の流れ一つとして同じものはありませんが全てを自然に
任せているのではなくある程度(70%くらい)予測を立てながら行っているわけです。
窯出しを終えた作品。今年も素敵な作品が焼けました。
シーサーもいました。
厚手のお皿にもしっかりと自然釉がかかってます。
今回は赤松をメインに楢の木も使用しました。
窯内部での棚を支える耐火レンガ。
何度も灰を被り溶けていてとっても力強く、美しい。
こちらは鉢の上に小鉢か何かが重ね焼きしてあったようです。
重ねる際に窯土(高温焼成でも溶けにくいもの)を貝の中に
詰めてその上に作品を置いていきます。
こちらの大壺は釉薬を生がけで内側にかけて焼く前にひびが入ってしまったそう。
それにしても綺麗によく焼けてます。
白金陶芸教室穴窯作品ギャラリー
ここからは白金陶芸教室の生徒さんの作品。
りかさんの作品は皿のふちをちぎり取った雰囲気のあるお皿。
胡麻が綺麗にかかってます。
水曜アシスタント腰越君の作品。コーヒーカップがとてもいい感じに焼けてます。
水曜アシスタント斎藤さんの作品。
布目の効果でザラっと素朴な質感が出てます。
上野先生の作品は薪が一部最後まで残る場所においてあったので
とても珍しい仕上がりに。
一回窯を焚いて500作品。そのうちこの仕上がりになったのはたったの一つでした。
五月さんの作品は一度本焼きした作品を再度穴窯で焼いたもの。
場所によってかなり仕上がりが違いますね。右上の作品はかなり
窯の前方で焼いて灰が乗ってます。
こちらはサブーリ先生の作品。
開いた形の内部に綺麗に灰が乗ってます。
こちらは斎藤さんの作品。
CDケースから着想を得たという作品。
身近なものから素敵な作品に仕上がってます。
こちらは根岸さんの作品。強烈な「いぼいぼ」が「螺髪」を思わせます。
灰のかかり方とフォルムが見事に融合してます。
こちらは木曜講師ウォーカーさんの作品。
キャンドルを入れた状態で見てみたいですね。
貝をモチーフにした高原さんの徳利作品。
器の内側のオレンジ色は「緋色」といって微量の鉄分+塩分=塩化鉄の
色で発色したもの。温度が高くなりすぎるとこの色も消えてしまいます。
かどや作。手前の作品は特上信楽に信楽を貼り付けたもの。
緋色がかなり出ました。
ベテラン松崎さんの作品は注ぎ口付きの大鉢。
おばんざい屋さんにあったらとっても素敵です。
内側に刷毛化粧で表情をつけて。
星野ひなちゃん(若干5年生!)作の制作日スタンプ入り
ビアカップはお父さんへのプレゼントとして。
お父さん。幸せものです。
薪窯を終えて
昨年から丸沼の窯を借りているのですが丸沼の窯はとっても温度の上がりがいい。
壁厚も充分で保温性も高い。
窯の善し悪しによって薪(燃料)の消費具合も異なるので、信楽、伊賀系で窯焚きするには
とっても優秀な窯。
いつか教室だけで借りたいですね!
皆様お疲れ様でした!
かどや
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